『正しい父親像を教えてほしい…』
『家庭での父親の役割が知りたい…』
『父親が育児をするメリットが知りたい…』
このような方に向けて、記事を書いています。
初めて父親になった方の中には、『どのように我が子と接するべきかわからない…』という悩みを抱える方も多いと思います。
ということで今回は、『家庭での父親の役割』や『子供にとっての理想の父親像』について解説していきます。
この記事を読めば、どのような父親を目指せばいいのかが、なんとなくわかると思います。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
家庭での父親の役割にはメリットがたくさんある
家庭での父親の役割には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
父親が育児をすることで、子供の健やかな発育に、とても良い影響があります。
父親が積極的に子育てに関わると、子どもの興味や関心が広がって、様々な世界に触れることができるようなる。
家庭での父親の役割には、子どもが『パパは自分を愛してくれている!』という、自己肯定感を育むための重要な役割があります。
- 何かに挑戦したら、挑戦したことを褒めてあげる
- 子どもがこちらを向いたら、しっかり目を見て微笑んであげる
- 子どもが何かを話したら、他ごとをやめてちゃんと話を聴いてあげる
このように、父親にもやれることはたくさんあります。
父親が子どもを認めてあげることで、子どもに安心感を与えることができ、それが子どもの心の安定になり、非行防止につながる、といわれています。
さらに、父親は育児に関わることで、父親自身の人生が幸福感と充実感に満ちていく、というメリットもある。
子育てを通して、子どもが自分を父親にしてくれることで、人生の幅が広がったり、幸せを感じる回数が増えたり、自分の親に感謝したりして、父親の心は喜びに溢れていくのです。
父親の積極的な育児は母親にゆとりを与える
母親にとっても、父親の積極的な育児は、大きなメリットがあります。
父親が前向きに子育てをしてくれることで、母親に時間的な余裕が生まれます。
日本では、どうしても母親が子育ての中心になりやすいので、母親は常に子育てに時間を奪われることになる。
そんな中で、父親が積極的に育児をしてくれると、母親に精神的なゆとりが生まれ、子育てに対して、より一層前向きな気持ちになることができます。
父親に対して、『もっと育児をやってほしい!』考えている母親は多く、この不満が育児ストレスにつながってしまいます。
ですから、父親は子どもの育児はもちろん、母親のケアやフォローも積極的に行う必要があるのです。
父親の役割と母親の役割の違いとは?
家庭での父親の役割を考える上で、父親と母親の役割の違いを知っておく必要があります。
父親の役割と母親の役割の違いは、何だと思いますか?
父親の役割は、主に『社会性や道徳心を養うこと』です。
『これをやってはいけない』
『こう生きなければいけない』
このような社会的なルールやマナーを教えることが、父親の大切な役割です。
子どもの人間的な思想を育む、というイメージですね。
いっぽうで母親の役割は、主に『子どもの自己肯定感を育むこと』です。
母親は子どもをありのまま受け入れて、優しく包み込み、絶対的なやすらぎを与えます。
何が起きても絶対に味方になってくれて、安心できる場所というイメージですね。
父親の役割と母親の役割は、どちらか一方に偏らず、バランスを保つことが大事です。
母親に偏りすぎると、甘えん坊で自立できない人間になってしまい、父親に偏りすぎると、攻撃性が強い人間になってしまいます。
父親が叱り役になって、母親がフォロー役になるなど、それぞれの役割を分けておくのもおすすめです。
父親の役割は母親の役割とは大きく異なるので、父親が二人目の母親になることはできませんし、なる必要もありません。
家庭での父親の役割を考えると、『子どもに冒険心やチャレンジ精神を養ってあげる』のがいいと思います。
たとえば、初めてのすべり台、初めての動物との触れ合い、初めてのキャンプなど、子どもに未知の体験をさせてあげるのが、父親の重要な役割だといえますね。
男性は父親になった実感が遅い!
男性は『父親になった!』という自覚を持つのが遅い、といわれています。
女性は妊娠中に、つわりや胎動を体感するので、出産までの期間を通して、母親としての自覚が芽生えていきます。
さらに出産や授乳なども経験するので、明確なプロセスによって、母親になることができます。
生まれたばかりの赤ん坊は、母親がいないと生きていけないぐらいに、母親に依存しているので、母親としての自覚は必然的に強くなっていくのです。
いっぽうで男性には、父親になるための明確なプロセスが用意されていません。
父親は母親と違って、妊娠の体感がありませんし、生まれた後も抱っこすれば泣かれる、という疎外感を感じることも多いです。
出産後に里帰りする母親も多いので、子どもと会える時間が週末しかない、などの接触時間の短さによるところも大きいです。
父親の存在意義を実感するタイミングとは?
先ほどお伝えしたように、男性には父親になるための明確なプロセスがないので、自然と父親になるわけではありません。
男性が父親としての存在意義を実感するためには、『父親になるきっかけ』が必要です。
父親になるきっかけは人それぞれで、インパクトのある出来事によって父親の自覚を持つ人もいれば、日常を通してじわじわと父親の自覚を持つ人もいます。
大切なのは、父親が積極的に育児をし続けた結果、心で父親になったと感じる、ということです。
子どもがいるのに無視してゲームをしたり、子どものことを全て母親に任せっきりになったりしていると、父親になった実感はなかなか持てません。
子どものオムツを替えてあげたり、子どもにミルクや食事をあげたり、子どもと一緒にお風呂に入ったり、子どもに絵本を読んであげたり、子どもと一緒に遊んだり。
とにかく父親として行動することで、父親としての存在意義を実感することができるのです。
ちなみに、父親になったと実感できるきっかけとしては、以下のようなシーンが多いです。
- 妻の妊娠中のとき
- 出産の立会いのとき
- 添い寝しているとき
- 父親向けの講座を受けたとき
- ベビー用品を選んでいるとき
- 一緒にお風呂に入っているとき
初めて父親になる方は、子どもが生まれたら、赤ちゃんの香りや肌触りを感じながら、ゆったりとした時間を過ごすのがおすすめです。
父親としての実感が、じわじわ湧いてきますよ。
父親としての存在意義を感じられた後は、子どもに対して慈しむ気持ちが高まり、妻への感謝の気持ちも強くなり、家族全体が幸せになっていきます。
いろいろと伝えてきましたが、初めて父親になる方がやるべきことは、『父親として積極的に子どもと関わっていくこと』ですね。
まとめ
この記事のまとめです。
- 父親の役割と母親の役割は違う
- 男性は父親になった実感が遅い
- 父親の積極的な育児は母親にゆとりを与える
- 家庭での父親の役割にはメリットがたくさんある
- 父親の存在意義を実感するためには子どもと積極的に関わる
初めて父親になる方は、子育ての中で、さまざまな迷いや悩みにぶつかると思います。
子どもは母親と一緒にいる時間が多くなりやすいので、どうしても子供は『ママー!』と母親を呼ぶことが多いです。
しかしそんな中でも、父親のあなたにしかできない役割がありますので、家庭の中でバランスを取りながら、積極的に子どもと関わってあげてくださいね。
あなたも父親としての人生を、一緒に楽しんでいきましょう。