『父親の子育てにはどんな影響があるの?』
『父親は何を意識して子育てすればいいの?』
『良好な家庭環境をつくるために必要なことは何?』
このような疑問に答えます。
初めて父親になると、右も左もわからないので、父親として何をすればいいのか、悩みますよね?
『良い家庭環境をつくりたい!』と思っていても、子育ての仕方がわからないと、そのうち夫婦関係がギクシャクすることも…。
では、パパは何を意識して、子育てをするべきなのか?
結論からいうと、パパはママのケアを最優先に考えつつ、主体的に子育てに取り組むべきです。
なぜなら、『父親の育児は離婚防止につながる』といわれているからです。
ということで、今回は『父親の子育てに与える影響』について解説していきます。
3分ぐらいで読める内容なので、それではいきましょう〜。
父親が子育てに与える影響は?離婚防止になるってホント?
『幸せな家庭を築きたい…』
多くのパパが、このように考えているはずです。
でも初めて父親になると、わからないことだらけで、母親が満足するようなフォローができないこともあります。
そして、お互いの小さな不満が積み重なっていくと、最悪の場合、離婚につながることもある…。
実際に、日本では『1年に約23万組の夫婦が離婚する』のが現実です(厚生労働省 平成24年人口動態統計)。
離婚件数を単純計算すると、3分の1の夫婦が離婚していることになります。
子どもが生まれた後に、夫婦関係が悪化することも多く、あるアンケート結果によると『産後に離婚をしたいと思ったことがある』と回答した人は半数近くなっています。
そのため、良好な家庭環境を築くためには、離婚の原因を未然につぶしておくことが大切です。
父親の子育てが離婚防止に良い影響を与える理由
パパは良好な家庭を築くために、何をすればいいのでしょうか?
結論をいうと、『積極的に育児をすること』です。
父親が子育てに関わると、夫婦のパートナーシップが強化されるので、多くのメリットがあります。
『出産後の女性の愛情がどのように変化するのか?』を調べた東レ経営研究所の研究結果によると、『出産後の女性の愛情は子供に向かい、夫に対する愛情が薄れていく』ようです。
しかしそのいっぽうで、『夫が乳幼児期までの子育てに積極的に関われば、妻の夫への愛情は徐々に回復していく』というデータもあります。
ですから、仮に夫が乳幼児期に全く子育てに関わらない場合は、愛情は回復せず低迷したまま…ということになります。
『将来、夫と離婚しようと考えることがあるか?』という質問に対して、『ある』と回答した人の割合は、愛情が低迷している妻が72%、愛情が回復した妻が0.4%という結果になっています。
これらのデータからもわかるように、『パパが出産直後から乳幼児期にかけて、積極的に育児に関わることで、良好な家庭環境を継続できる』ということですね。
パパは夫婦ゲンカをしないように注意する
パパが細心の注意を払わなければいけないのが、『夫婦ゲンカをしないこと』です。
夫婦ゲンカの多い家庭は、子どもが健やかに成長しにくいですし、将来離婚するリスクも高いです。
子育て中の家庭では、いろいろなトラブルが起こるので、仕事のストレスで疲れているパパは『勘弁してくれよ…』と思うかもしれません。
しかし些細なことが、夫婦ゲンカにつながるので注意しましょう。
パパがやるべきことは、夫婦ゲンカの発生をできるだけ少なくするために、『ママの心を常に満たしておくこと』です。
パパが積極的に子育てに関わったり、普段からママに感謝やねぎらいの言葉をかけていると、夫婦関係は良好に保たれるので、夫婦ゲンカの回数も減ります。
夫婦関係が良好な家庭で育つ子どもは、健やかに発育することができるので、家庭の中の平和が保たれます。
夫婦ゲンカ後の仲直りの方法を決めておこう!
父親が夫婦ゲンカをしないように注意していても、ひょんなことから夫婦ゲンカになってしまうこともあると思います。
そんなときは、夫婦ゲンカをするときのルールや、夫婦ゲンカの後の仲直りの方法を、事前に決めておくのがおすすめです。
たとえば、夫婦ゲンカでは相手を徹底的に追い詰めない、子どもが見ている前ではケンカしない、どちらかが笑ったら負けで夫婦ゲンカを終わる、などです。
このようなルールがあれば、もし夫婦ゲンカがあったときでも、大惨事にはなりません。
人間はケンカをすると、頭に血がのぼって冷静さを失い、本心ではない言葉や態度を相手にぶつけてしまい、後で後悔することが多々あります。
ですから夫婦ゲンカのときは、いかに頭を冷静に保てるかが大切です。
夫婦ゲンカのルールや仲直りの方法が決まっていると、夫婦ゲンカをしていても、どこか冷静でいられます。
夫婦ゲンカをした後の仲直りの方法には、握手をする、ハグをする、次の日に花を贈る、などの非言語コミュニケーションがおすすめです。
また夫婦ゲンカをした後は、必ず子どもの前で、仲直りをした姿を見せることも大切です。
父親と母親が仲良くしている姿を見ると、子どもは安心していられます。
パパはママを名前で読んであげよう
ママがパパに不満を感じる要素として、『名前で読んでもらえないこと』があります。
子どもができると、妻から母親になり、夫から父親になります。
そうすると、呼び方も『ママ』や『パパ』になる。
恋人同士の頃に呼び合っていた、名前やニックネームで呼ばれなくなると、女性として扱われていないと感じ、落ち込む女性も多いです。
パパの方も『〇〇ちゃんのパパ』や『〇〇くんのパパ』など、どこに行っても『パパ』としか呼ばれなくなると、寂しい気持ちになりますよね。
ですから、パパはママのことをひとりの女性として大切に扱い、恋人の頃と同じように名前で読んであげましょう。
ママ自身の生き方を尊重し、ママが女性として輝ける環境をサポートしてあげることも、パパの大事な役割ですよ。
まとめ
この記事のまとめです。
- 父親の子育てが離婚防止になる
- 夫婦ゲンカしないように注意する
- 夫婦ゲンカのときのルールを決める
- 夫婦ゲンカの後の仲直りの方法を決めておく
- 夫婦の3分の1は離婚することを頭に入れておく
- パパがママを名前で読んであげると不満が軽減する
『夫婦の3分の1は離婚する』というデータもあるので、夫婦間の些細なすれ違いには、十分に注意が必要です。
良好な家庭環境を築くためには、パパがママのことを気遣い、自己重要感を満たしてあげることが、最重要になります。
初めて父親になる方は、わからないことが多くて不安だと思いますが、できるだけ積極的に子育てに関わりましょう。