名古屋市天白区の八事、平針、植田の地名の由来をそれぞれ解説していきます。
名古屋市天白区の八事・平針・植田の地名の由来を解説
名古屋市天白区には様々な地名がありますが、今回は八事、平針、植田の地名の由来を調査しましたので、それぞれ解説していきたいと思います。
八事の地名の由来とは?
昔の八事村は、昭和区の山崎川の東にある場所で、八事連岡を中心とした広大な地域を持っていました。
八事の「や」は岩を意味しており、「こと」は古語の「こごし」を意味しています。
つまり、八事の意味は、「岩のようにごつごつしている」という意味になります。
「ごつごつ」が「ごとごと」に転化され、「やごと」となりました。
昔の八事は、天白村で一番、米の生産量が多い場所でした。
平針の地名の由来とは?
平針とは「平墾(ひらはり)」の転化で、平な土地の開墾地という意味です。
平針の地では、かなり早く陸化されて、一面の広い土地を開墾して村ができました。
平針の元郷は、現在の地下鉄平針駅の西北方の土地で、現在も小高くなっています。
植田の地名の由来とは?
植田は「上田」の転化で、上の方の田という意味です。
昔からこの場所は、比較的に上の方にあった田で、島田が下(しも)の田というのに対称的に名付けられました。
植田は1767年の天白川の大氾濫で山麗に引っ越す前は、国道153号線に沿って位置していました。